ユーザーズガイド > よくある質問 > 操作関連
- 再生が停止できません.
-
バージョン0.4までは,再生を停止する機能がありません.
また,バージョン0.5以降でも,spAudioがサポートしていない環境で再生した場合や,
自分で再生コマンドを指定した場合は停止できません.
さらに,再生区間の終わり付近も停止できないことがあります(下の質問と原因は同じです).
[バージョン 0.4まで]
なお,バージョン0.5.2以降では,
再生中にマウスの中ボタンをクリックすると再生が停止するようになりました.
[バージョン 0.5.2以降]
- 再生したときの,カーソルの位置と再生位置が一致しません.
-
バージョン0.5.1までは,この機能が実装してありませんでした.
バージョン0.5.2では,この機能が実装されていますが,まだ問題が発生する場合があるようです.
[バージョン 0.5.0からバージョン 0.5.1まで]
ただし,バージョン0.5.2以降でも,再生区間の最後の部分は両者が一致しないことが多いです.
これは,内部的に,すでに書き込みが終了しているためであり,この部分では両者を一致させることが実装上困難な環境があります.
この問題については,WindowsとMacではほぼ解決していますが,その他のほとんどの環境では解決していません.
なお,WindowsやMacでも,サウンドカードやその他ハードウェアのスペック,OSのバージョンによっては発生してしまいます.
[バージョン 0.5.2以降]
- 音飛びが発生します.
-
もっと高性能なマシンを買って下さい(^^)
というのは冗談で,オーディオバッファーのサイズを大きくすると改善されることがあります.
最適な値は使用する環境によってかなり異なりますので,色々試してみて下さい.
ただし,MP3ファイルを読み込んでいる場合などは,リアルタイムにデコードを行っていますので,
CPUパワーがないマシンでは辛いかもしれません.
ちなみに,バージョン0.6.0までは,
Windowsでのオーディオデバイスに関する実装がダサいのでCPUパワーが余分に必要になります.
そのため,環境によっては音飛びが発生することもあるようです.
なにしろWindowsプログラミングを覚えたての頃に書いたものなので….
この問題は,バージョン0.6.1で解決されています.
また,描画が遅いマシンでは,再生時のカーソルの描画が音飛びの原因になることもあるようです.
特に,ウィンドウサイズを大きくしているときに顕著になります.
この問題に対応するため,
バージョン0.6.5からは,再生時にカーソルの描画を行わないようにすることができます.
設定ダイアログの「サウンド」タブの「再生中にカーソルを描画」をオフにして下さい.
現在のバージョンでは,Mac OS 9以下で仮想メモリがオンになっていると,間違いなく音飛びが発生しますので注意して下さい.
[バージョン 0.5.2以降]
- 再生時の描画が変です.
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バージョン0.6.8以降では,PCの負荷を減らすために,再生時に描画を省略していますので,これは仕様です.
[バージョン 0.6.8以降]
- サンプリング周波数の変換は高品質ですか?
-
はい.音声においては,デフォルトの設定でも比較的高品質(折り返し歪みが少ない)だと思います.
その代わり少し遅いですので,CPUパワーがないマシンでは,サイドローブの高さの数値を
小さくしてみて下さい.逆に,もっと高品質にしたい場合サイドローブの高さを80dBとかにしてみてください.
そうすれば折り返し歪みに関してはほとんど知覚できなくなると思います.
楽音ではデフォルトの設定では不十分で,サイドローブの高さを80dB以上にする必要があるかも知れません.
また,48kHzから44.1kHzへの変換などのように,
最大公約数が小さい場合には,許容誤差を大きくしても処理速度を速くすることができます.
この場合,変換後のサンプリング周波数が許容誤差の範囲内で誤差を持ちます.
また,最大公約数が小さいときに,許容誤差が極めて小さい場合には,大量のメモリーを消費します.
48kHzから8kHzなどのように最大公約数が大きい場合には,
許容誤差を大きくしても,速度が変化したり,誤差が増えたりすることはありません.
また,処理対象の波形の振幅が大きいときには,オーバーフローを起こして品質が劣化することがあります.
この場合には,予め振幅の大きさを小さめに変換してから処理を行って下さい.
バージョン0.6.1以降では,
サンプリング周波数変換ダイアログ内の「ゲイン」を1以下にすることでも振幅を小さくすることができます.
なお,アルゴリズムは,カイザー窓を用いたローパスフィルターを使用するものです.
興味のある人はソースを御覧下さい.
[バージョン 0.5.2以降]
- 長いファイルのスクロールや拡大,縮小が遅いのですが?MP3ファイルなんかは特に遅いです.
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バージョン0.6.5までは,スクロールや拡大,縮小を行うたびにファイルから読み込んでいましたので,
どうしても遅くなってしまいます.
特にMP3ファイルなど,リアルタイムのデコードが要求されるファイルの場合に顕著です.
そのため,バージョン0.6.6以降では,波形の概形を一旦ファイルに保存しておき,
拡大率が小さいときにはそれを読み込んでいますので,かなり高速になったと思います.
[バージョン 0.5.0以降 0.6.5まで]
- 音声波形を印刷したいのですが?
-
まだ研究レベルで使える状態には至っていないかもしれませんが,
バージョン0.8.0-1bで直接印刷する機能がサポートされました.
また,バージョン0.5.2から時間軸付テキストファイルを出力できるように
なっています.
これは,時間軸の値が1行目に入っているテキストファイルです.
これをgnuplotなどのプロットツールに読み込ませれば,印刷することも可能です.
バージョン0.6.1以降では,スペクトルも同様の方法で印刷可能です.
なお,表示画面の波形の値は必ずしも正確ではありませんので,
キャプチャ画面を研究資料などに使用するのはお勧めできません.
[バージョン 0.5.2以降]
- 長い波形を細かく切り出して保存したいのですが,かなり面倒です.
-
そういう人のために,自動保存の機能がバージョン0.5から付きました.
保存したい範囲を選択し,メニューバーから`編集'->`取り出しと自動保存'を選択して下さい.
選択された範囲が適切な名前で保存されます.
この名前の付け方は設定ダイアログの`自動保存'タブ内で変更できます.
それも面倒だという人は,設定ダイアログの`自動保存'タブをクリックし,
`ドラッグ&ドロップにより自動保存'をチェックしておけば,
指定範囲内でマウスをクリックし,それをウィンドウの外までドラッグしていけば,
メニューから自動保存したときと同じことができます.
[バージョン 0.5以降]
- インターフェイスが日本語になりません.
- いくつかの環境でインターフェイスが日本語にならずに英語が表示されるという問題が報告されています.
しかし,ほとんどの場合,詳しい原因は分かっていません.
Macでもいくつかの環境で文字化けが報告されていますが,再現性がないので解決できていません.
- 現在の指定範囲を記憶しておいて,あとで戻すことはできますか?
- バージョン 0.5.1から導入された範囲ラベルの機能を使えば可能です.
また,バージョン0.6.7からはラベル機能が大幅に強化されて,こういった場合にもかなり使いやすくなったと思います.
[バージョン 0.5.1以降]
- 声紋(スペクトログラム)の表示はできますか?
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バージョン0.6.11で対応しました.
狭帯域/広帯域分析したときのスペクトログラム,
平滑化スペクトル(ケプストラムによる平滑化)のスペクトログラムの表示が可能です。
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Last modified: "2012-09-14 18:20:17 hideki"