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spInputPlugin クラス

プラグインを用いたファイルからの入力を扱うためのクラスです. [詳解]

#include <sp/spInputPlugin.h>

spInputPlugin の継承関係図
Inheritance graph
spInputPlugin 連携図
Collaboration graph

関連関数

(これらはメソッドではありません)

long spReadPlugin (spPlugin *plugin, void *data, long length)
 
long spReadPluginInByte (spPlugin *plugin, void *data, long data_size)
 
long spReadPluginDouble (spPlugin *plugin, double *data, long length)
 
long spReadPluginDoubleWeighted (spPlugin *plugin, double *data, long length, double weight)
 
spBool spSeekPlugin (spPlugin *plugin, spLong pos)
 
spLong spGetPluginTotalLength (spPlugin *plugin)
 

詳解

プラグインを用いたファイルからの入力を扱うためのクラスです.

実際には,クラスではなく, typedef struct _spPlugin spPlugin; により定義された spPlugin 型を用いて処理を行います.

参照
プラグインによる入出力 , spOutputPlugin

フレンドと関連関数の詳解

◆ spReadPlugin()

long spReadPlugin ( spPlugin * plugin,
void * data,
long length )
related

プラグインを用いてファイルからデータを読み込みます. spReadPluginInByte() とはデータの長さの与え方が異なるだけです.

引数
[in]pluginspOpenFilePlugin() で得られた spPlugin 型へのポインタを指定します.
[out]data読み込みデータを保持するバッファです.ファイルの量子化ビット数に応じて型が変わります. 8・16ビットであればshort型,24・32ビットであればlong型,64ビットであればdouble型になります.
[in]length読み込むポイント数です(継続時間長をポイント単位にしたものではありません). 例えば,ステレオデータの場合であれば,読み込む継続時間長をポイント単位にしたものの2倍の値です.
戻り値
読み込まれたポイント数が返ります.正常に読み込めた場合は引数の length と同じ値になります.


◆ spReadPluginInByte()

long spReadPluginInByte ( spPlugin * plugin,
void * data,
long data_size )
related

プラグインを用いてファイルからデータを読み込みます. spReadPlugin() とはデータの長さの与え方が異なるだけです.

引数
[in]pluginspOpenFilePlugin() で得られた spPlugin 型へのポインタを指定します.
[out]data読み込みデータを保持するバッファです.ファイルの量子化ビット数に応じて型が変わります. 8・16ビットであればshort型,24・32ビットであればlong型,64ビットであればdouble型になります.
[in]data_size読み込むバイト数です.
戻り値
読み込まれたバイト数が返ります.正常に読み込めた場合は引数のdata_size と同じ値になります.


◆ spReadPluginDouble()

long spReadPluginDouble ( spPlugin * plugin,
double * data,
long length )
related

プラグインを用いてファイルからデータを読み込みます.取り得る値の範囲は,原則として-1〜1です.

引数
[in]pluginspOpenFilePlugin() で得られた spPlugin 型へのポインタを指定します.
[out]data読み込みデータを保持するバッファです.
[in]length読み込むポイント数です(継続時間長をポイント単位にしたものではありません). 例えば,ステレオデータの場合であれば,読み込む継続時間長をポイント単位にしたものの2倍の値です.
戻り値
読み込まれたポイント数が返ります.正常に読み込めた場合は引数の length と同じ値になります.


◆ spReadPluginDoubleWeighted()

long spReadPluginDoubleWeighted ( spPlugin * plugin,
double * data,
long length,
double weight )
related

プラグインを用いてファイルからデータを読み込みます.取り得る値の範囲は,原則として-1〜1です.

引数
[in]pluginspOpenFilePlugin() で得られた spPlugin 型へのポインタを指定します.
[out]data読み込みデータを保持するバッファです.
[in]length読み込むポイント数です(継続時間長をポイント単位にしたものではありません). 例えば,ステレオデータの場合であれば,読み込む継続時間長をポイント単位にしたものの2倍の値です.
[in]weight読み込み後にデータの振幅値を何倍するかを指定します.
戻り値
読み込まれたポイント数が返ります.正常に読み込めた場合は引数の length と同じ値になります.


◆ spSeekPlugin()

spBool spSeekPlugin ( spPlugin * plugin,
spLong pos )
related

データの読み出し位置を移動します. この関数が終了した後に spReadPlugin() 等の読み込み関数を呼び出すと,この関数で指定した時刻から読み込みがスタートします.

引数
[in]pluginspOpenFilePlugin() で得られた spPlugin 型へのポインタを指定します.
[in]pos時刻をポイント単位にしたものを指定します.
戻り値
SP_TRUE成功
SP_FALSE失敗

◆ spGetPluginTotalLength()

spLong spGetPluginTotalLength ( spPlugin * plugin)
related

信号の継続時間長を取得します. ファイル形式によっては常に0が返ることがあります.

引数
[in]pluginspOpenFilePlugin() で得られた spPlugin 型へのポインタを指定します.
戻り値
信号の継続時間長がポイント単位で返ります.