研究室
研究業績:受賞詳細
ICCE 2021 Excellent Paper Awards
名城大学理工学研究科情報工学専攻卒業生の成田悠樹君(2019年3月修了)が筆頭著者の論文がIEEE ICCE2021 (IEEE 39th International Conference on Consumer Electronics)でExcellent Paper Awardsに選ばれました.各賞受賞者および選定基準などについてはこちら(会議公式サイト.英語)をご覧ください
- ICCE 2021 Excellent Paper Awards. West Japan Chapter, Japan. “Design of Multiple Artificial Potential Function and Selector Function for Autonomous Driving Vehicle” Yuki Narita and Eiji Konaka. (Meijo University)
- 論文概要:電動車いすなどのパーソナルモビリティを対象とし,障害物を回避する軌道生成の手法に人工ポテンシャル関数を利用する手法を検討している.
人工ポテンシャル関数の設計はad hocな手法が多く,多様な制御目的を達成できる保証がない.そこで本研究では,先に達成すべき制御目的を反映させた目的関数を設計し,様々な初期条件下で目的関数を最小化する人工ポテンシャル関数を多数設計しておく.さらに,どの状況でどの人工ポテンシャル関数を利用するべきかの関係を機械学習(三層ニューラルネットワークで実現)で構成する方法を提案した.提案手法は数値例で有効性を実証している. - 会議及び主催団体概要:IEEE ICCEは正式名称をIEEE International Conference on Consumer Electronicsとする国際会議です.主催はIEEE Consumer Technology Society(CTSoc)で,ICCEはその旗艦会議と位置づけられています.ソサエティおよび会議が対象とする主な範囲は電子情報技術の商業的応用です.
- About IEEE Consumer Technology Society
- IEEE ICCE2021では190本の論文が受理され,約300名がオンラインで参加しました.各賞受章論文は15本でした.
- 成田君の受賞したExellent Paper Awardは論文投稿が活発な地域(目安として採択論文の10%以上)ごとに1件選出される論文賞です.西日本地区からの選出でした.
- IEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers)はアメリカ合衆国に本部を置く電気・電子・情報工学分野の世界最大規模の学術団体です.IEEEには専門分野ごとに複数のSocietyがあり,それぞれのSocietyが小・中規模の学術団体に匹敵する規模での研究活動を行っています.