小中研究室

サッカーにおけるゴール期待値

インタラクティブ版 簡易版ゴール期待値(simplified expected goals, sxG)



Created from the open data sets "Soccer match event dataset" (https://figshare.com/collections/Soccer_match_event_dataset/4415000/2). The data sets are released under the CC BY 4.0 License and are publicly available. These data sets are explained in the article:Pappalardo, L., Cintia, P., Rossi, A. et al. A public data set of spatio-temporal match events in soccer competitions. Sci Data 6, 236 (2019)
*スマートフォンでの閲覧には横長画面を想定しています.

説明

サッカーにおいて,シュートは得点を狙う最も最後の行動であり,その成否にはゴールとの位置関係が重要です.以下の論文で言及・公開されている公開データセットにはシュート位置とその成否が約2000試合分記録されています.そこからシュート位置ごとに成功確率を計算しました. 成功確率はゴール期待値(eXpected Goals, xG)と呼ばれ,近年のサッカー分析で存在感を増しています. 位置だけではなく,シュート時の選手配置などを考慮するとより正確なxGを算出することが可能です.位置のみに基づくゴール期待値はここでは「簡易版ゴール期待値(simplified xG, sxG)」として区別することとします(文脈によっては区別しないこともあるので注意が必要です).
可視化パッケージ(plotly)を利用し,インタラクティブに場所ごとのxG値を参照できる図を作りました.ハーフコートを図示しています.位置をタップまたはマウスオーバーすると,[sxG=???]と数値が示されます.ズームなども可能です.

ゴール確率の平滑化の方法が異なる2種類のグラフを用意しました. 1つ目(上)は局所的な平均化を行っているもの,2つ目(下)はゴール中心からの距離と角度を変数として一般化線形回帰(シグモイド型関数により確率を説明)により求めたものです.[2つ目のグラフのカラースケールの数値が重複している原因がよくわからないのでそのままにしてあります.原因をご存じの方はこっそりお知らせいただければ幸いです]. (2021年11月2日追記)
皆様のサッカーライフのお供にどうぞ.
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